MESSAGE FROM
PRESIDENT & CEO

トップメッセージ

主・投資家の皆様におかれましては、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

当社テックポイント・インクは、2020年9月29日、東京証券取引所マザーズ市場への上場から3周年を迎えることができました。これもひとえに、株主・投資家の皆様をはじめ、ご関係各位のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。

振り返りますとこの3年間は、当社および半導体業界を取り巻く事業環境が大きく変動した時期でした。なかでも、米国と中国の間に巻き起こった経済摩擦、そして新型コロナウイルス(COVID-19)感染の拡大は、我々の予想の範囲を超えて世界経済に大きな影響を与えました。

当社のように、中国を含む東アジアの機器メーカーを主要顧客に抱えているファブレス半導体メーカーは数多く存在します。特に、当社が主力とする監視(防犯)カメラシステムや車載カメラシステムにおいては、国際的な水平分業体制のもと、世界中の企業が連携して半導体の設計・製造・供給・活用を進めております。こうしたグローバルなサプライチェーンを大きく揺さぶる事態が、短期間に二つも発生するというのは、私の半導体業界人生(30年以上)においても経験のない事態でした。

そうした中においても当社は、監視(防犯)カメラシステム市場および車載カメラシステム市場という、成長性の高いデジタル機器に向けた半導体市場にリソースを集中すること、さらに徹底的に無駄なコストを省くことなど、効率化を推し進める経営努力を続けて参りました。これにより、直近の財務状況においても90%以上の自己資本比率水準を維持しながら、直近の決算(2020年12月期第2四半期)において増収増益を確保するなど、この厳しい二つの荒波を乗り越えるために奮闘しています。

今後、楽しみになる開発品もようやくお客様にサンプル出荷できる段階になりました。カメラの眼に相当する「CMOSセンサー」です。800万画素で、4Kカメラ向けのCMOSセンサーを技術評価中で、2021年第2四半期には量産出荷に移行する予定です。また、車載カメラ向け半導体では、アフターマーケット向けのドライブレコーダーやリアカメラ、サラウンドビューシステム向けの受注が好調で、今期は車載カメラ向け半導体の全売上高に占める比率が、大幅に高まる可能性も見えて来ています。車載カメラ向けにはこのほかにも、新規商品の市場投入を計画しています。

当社世界6拠点の社員が一丸となり、より一層魅力のある新商品開発に取り組んでおりますので、皆様には是非とも、引き続き当社の成長にご期待頂きたいと思います。

最後に、新型コロナウイルスとの戦いに最前線で臨んでおられる医療関係者の皆様に、心からの感謝と敬意を表しますと共に、一日も早くコロナ感染が終息し、平穏な日々が戻ることを願っております。

最高経営責任者 兼 取締役社長
小里文宏